花見は神事がルーツだった・・・
昔は、桜というと山桜主流で、春になると山に登り、美しい花を見ながら神様を迎える宴を開いていたようです。
その様子は、奈良時代の各地方の風土記に書かれているそうです。
桜(サクラ)は、サ神(サガミ)の座(クラ)という語源もあるそうです。
サ神とは、原始の時代に、山の神・田の神として信仰されていたようです。春になり、新しい季節が巡ってくると、皆で集まり、稲の豊作を神様にお願いしていたようです。
座は、「宿る」という意味らしいです。
つまり、桜は神様の宿る木。
(この木には神様が宿っているのか・・・)と思いながらお花見をすると、いつもとちょっと違った気分で鑑賞できるのではないでしょうか。
私が神道を詳しく知りたいと思うのは、(決してアブナイ人ではありません(笑))両親の宗教(神道が宗教というくくりになるかは色々ですが)が神道だからなのです。
珍しいですよね。
田舎に行くと、床の間にどでかい神棚があり、朝起きると、祖母が一番の水とご飯をお供えして、手を合わせていました。
田舎の親戚の家に行っても、そんな感じだったので、(田舎って神棚があるんだな~)と漠然と思っていました。
しかし、大きくなり友達と話すとみんなの田舎にはそんなのないと聞き、親に確認してみるとうちは「神道」だと分かりました。
私が体調を崩すと祖母は、「たのかんさーにお祈りしたからもうすぐ治るよ」と言ってくれました。それは、今思うと「田の神」のことだったのかもしれません。
田舎の道には、ところどころに石の神様があり、その前を通るたび、祖母は手を合わせていました。
あと、亡くなった後も仏教とは違うのです。「○○祭」というのです。
一般に知られている仏教とは違うある種独特な神道。自分のルーツである神道をきちんと理解したな、と思い色々勉強しているのです。