高齢とお金の関係
金融老年学(ファイナンシャル・ジェロントロジー)という言葉聞いたことありますか?
高齢化社会が金融や経済に与える影響を研究する学問だそうです。
高齢化社会になると、認知症患者数が増え、その結果、認知症患者の金融資産が20年以内に100兆~200兆円くらいになるのでないか、と言われています。
日本の経済大丈夫なの?と感じますが、これは「学問」と言しての問題。
私が気になったのは、自分や周りの人たちはどうしたらいいのかです。
以前、会社の上司が「母親が突然亡くなって、貯金通帳を探すのにとても苦労した。」とこぼしていたのを覚えています。
お母さんはおひとりで暮らしておられ、家にはたくさんの物がしまい込んであったようであったようです。大人4人で2週間くらいかけてやっと見つけたそうです。
ゆるやかに認知機能が衰えていけばいいですが、事故やけがで突然どうにもならない事態になってしまうこともあります。
高齢者は自分にとって都合の良い情報しか残らない傾向にあるそうです。
そうなると、正しい判断が出来なくなってしまうでしょう。
私が考える理想は、「若い時にはお金をつくり、高齢になったら正しく切り崩して使っていく。」
自分も最近、動くことが億劫になることがあります。父は「若い時に比べ判断を下せるスピードが遅くなった。」と言っていました。
何もできなくなる前に、今いくら持っていて、今後想定できる出費を見越し、高齢期を迎える準備をしておく必要があると思います。