自分の給与で思うこと
大学を卒業して何十年も働いてきたけど、もらえる額はもうこれがマックスなのかな、と思うようになってきました。
高卒だろうが、大卒だろうが(学費を掛けてきたのに)、時間給は同じ。会社側が提示するこの仕事に支払える額は決まっていて、その仕事が出来れば、その人の学歴、能力などは無関係。(戦後は一流大学を卒業すれば、当たり前のように大手企業に就職し、年功序列、終身雇用が保障され、スキルアップを怠っても生きていけた。現在はそういう世の中ではない。)
こうなってしまったのは、日本人の気質によるものだ、と本に書いている人がいました。
日本人は、今ある状況から変わることを望まない人種らしい。
そうすると、給与が安かったとしても(スキルアップの努力をするのは面倒だから)クビにならない仕事を探すようになる。逆に、会社側はスタッフをクビにして訴えられるくらいなら、最初から給与を低くした方がよい。雇った後スタッフの能力の低いことが分かったとしても、クビにできないから安い給与なら使い続けられる。
まさに需要と供給がマッチしてしまっている状態だと思う。
一方、西洋は能力主義で満足のいくスキルに合った給与をもらうが、ひとたびスキルアップを怠れば、クビなっても文句は言えない。
今の日本でサラリーマンをやるなら、日本のシステムに従うしかないと思う。私は嫌だけど。
やはり、こんな状態だから、世界に負けてしまうんだと思う。
黙って周りに流されることは、私はいいことではないと思っています。
スキルは常にアップさせるべき努力をする。そうすれば、自分の主張もできるし、他人を非難中傷せずに済む。そして、明るく誠実に接する。
そう生きていきたいものです。