奨学金の返還

日本学生支援機構がまとめた調査を読んでびっくりしました。

なんと、奨学金を借りるだけで返すことを念頭に置いていない人がたくさんいるらしいのです。

平成28年度末現在で、返還を3か月以上延滞している人が2万人弱にものぼる・・・

無延滞者のうち、申し込み手続きを行う前に、返還義務があることを知っていた人が約9割。逆に延滞者は申し込み手続きを行う前に知ってたのは5割で、延滞督促を受けてから返還義務を知ったという人が1割強いました。

えっ?

お金をタダでもらって学校に行けると思っていたのでしょうか。

私も、子どもの奨学金を地方自治体でお借りしていますが、返還について、本当にしつこいくらい(返さない人がいるからでしょうが)言われました。

「引っ越したら必ず連絡ください」「払えなくなったら金額を減らせるので(その代わり、年数が増える)相談してください」「次の世代に奨学金が出せなくなるので必ず返還してください」etc・・・

給食費を払わない親もいるくらいなので、奨学金を返還しない人がいても不思議ではないのですが、数値で見るとやっぱり驚きました。

搾取した(返還しないのだから)お金で勉強して、自分のためになると思っているのでしょうか。

良心は痛まないのでしょうか。

わが子にそういう呵責を負わせないように、親はしっかり育てないといけないですね。

人さまから借りたもの以上のものを、周りに返せる人間になりたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です